詳細
ISO14001取得工場で愛用される無公害水処理剤。 水質の浄化と設備の保守を同時に行うことが可能で、レオジネラ症予防対策や油剤の劣化などを防止することが可能です。 取り扱いも簡単で水中に沈めるだけで、投入後はメンテナンスをする必要もありません。 その安心性と手軽さから工場から一般の方まで、多くの方に愛用いただいています。
レジオネラ属菌対策
スライム・藻・赤さび対策
腐敗・ミスト防止
水質浄化・油剤の劣化防止
特徴
ISO14001取得工場で愛用される無公害水処理剤
銀イオン最高等級
レジオネラ属菌対策に有効
取り扱いは水中に沈めるだけ
用途
クーリングタワー/防藻・防スライム・防スケール・赤錆防止対策・レジオネラ対策
水溶性油剤の腐敗防止、スーパー銭湯・高齢者施設のレジオネラ対策
飲料水の保存、高置水槽、中水の浄化に有効
使用例
循環冷却水・クーリングタワー・高齢者介護施設・温泉・健康ランド・スーパー銭湯・噴水・人工滝・水盤水など
使用方法
1.設備の保有水量を確認する
2.それぞれの目的に応じた投入量を決める(1㎥あたり1kg)
3.BS21のケースを水溶解中に浸漬させる
4.BS21投入後はメンテナンスフリー
BS21の効果
使用前
使用後
使用前
使用後
機械工作工場から『悪臭』が消えた
~本田技研浜松工場~
機械工作工場は、大量に使用する切削油から悪臭が発生し近隣からの苦情が絶えない。この悪臭の為に若い従業員の確保にも苦労している。
悪臭の原因は、切削油の中に含まれている『水』に嫌気性の微生物が異常発生、腐敗するからである。このため、各企業や切削油メーカーは、様々な防腐剤を使用して悪臭の発生を抑えようとしてきたが、従来の防腐剤では効果が薄く悪臭に悩み続けている。
ところが、『銀イオン』を使って切削油中の微生物を抑える新しい技術が開発され悪臭追放に光明が見えてきた。
新しく開発研究が進んでいる『銀イオン』剤は、固形の水ガラス状をしており、切削油のタンクに油1トン当たり1000グラムをカゴに入れて投入するだけで良い。『銀イオン』は、水ガラスが溶けるに従って切削油の中に常に一定濃度で溶出し、細菌の発生繁殖を抑える。
『銀イオン』に、殺菌効果があることは、太古から知られており、スペースシャトルでの飲料水浄化にも使用されている。NASAの膨大な研究で、『銀イオン』は人体への副作用や毒性がない事が証明されている。しかし、これまでこの『銀イオン』が、一般的な消毒剤として普及しなかったのは、一定の『銀イオン』濃度を長期に渡って持続させることが出来なかったからである。
ところが、今開発が進んでいる水ガラス状の『銀イオン』剤は、装置を使うこともなく一定の銀イオン濃度を長期間に渡って溶出することができる。
浜松工場には、現在この『銀イオン』剤を採用した棟とそうでない棟があり、両者を比較すると「悪臭の度合い」が歴然としている。休み開けのライン始動時や梅雨期には、工場関係者でさえ耐えられないほどの悪臭が、嘘のように消えた。
自宅に帰って家族から「最近は、工場の臭いがしなくなった」と言われた従業員もいると言う。
又、切削油の腐敗が無いために、PH調整剤や防腐剤投入の必要が無く、切削油の変質が少なく、従って油煙の発生も少ない。このため、機械周りや天井への油滴の付着も少なく工場内が汚れない。切削油の交換頻度も少なくなり、経済効果も期待されている。
本田技研では、浜松工場で2年前から漸次この『銀イオン』剤のテストをしてきたが、近々全国の工場で本格的な使用を開始する予定。
この、情報を知ったマツダも、浜松工場を見学しその成果を確認、新設工場には、この『銀イオン』剤を採用する計画である。本田技研が他社の技術者を工場内に立ち入らせることは、異例の事。しかし、「悪臭追放は、業界共通の課題である」と判断したと言う。
機械工業界は、今若い労働力から敬遠されがち。又、油に汚れた工場では、ラインの故障頻度も高く、故障箇所の発見にも手間取る。職場環境を改善することは、機械工業界の大きな課題になっている。それだけに、本田技研やマツダの『悪臭追放作戦』は、金辺工業の新しい取り組みとして注目される。
銀イオン剤のその他の応用例
・クーラー冷却塔の冷却水のスライム発生防止
・薬湯の雑菌発生予防
・手術後の患者の蒸気吸入器の細菌増殖防止
・ロボット用通水パイプめずまり防止
銀イオン剤のその他の応用例
・レントゲン現像液の腐敗防止〔富士フィルムが6月にユニットとして発売予定〕
・航空機燃料タンク内張シート〔結露して出た水に発生する微生物の増殖を防ぐ〕
・空調、クーラー用フィルター(ダクト内の細菌、微の発生を防ぐ) 〔日本板硝子と共同研究が進んでいる〕
関係研究機関
微生物の静菌効果について ―― 岐阜大学微生物学教室 ― 薮内英子教授
水ガラスと銀イオンの作用 ―― 京都繊維工芸大―アモルファス学科 ― 太田陸夫教授
開発者
近畿パイプ技研(京都、075-862-1181 久野)